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ケトン臭の原因と対策や消し方|例えばどんな匂いで自分でわかる?

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

ケトン臭の対策や原因と消し方 アルカリ性食品とクエン酸

ケトン臭が出ているか気になったり、原因や対策を知りたい人は、
糖質制限ダイエットを厳しく実践していることが多いです。

自分ではわからないことが多いので、
知らない間にケトン臭を撒き散らしていた!
なんてことになったらショックですよね。

でも、ケトン集がどんな匂いなのかわからないと、
自覚もないし、消し方や対策だってわかりません。

この記事では、ケトン臭の原因と対策や消し方から、
例えるならどんな匂いで自分でわかるのかまで詳しくまとめています。

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ケトン臭の原因は食べ物とダイエット?

ケトン臭の原因になるのが、『ケトン体』なのですが、
ケトン体はどうして発生してしまうのでしょうか。

ケトン体とは、エネルギー源としてブドウ糖が利用できない場合に、
ブドウ糖の代わりに、脂肪から作られるエネルギー源のこと。

なので、厳しい糖質制限ダイエットをしている人ほど、
ケトン体が作られやすく、ケトン臭として匂いが発生するんです。

つまり、ケトン臭が発生する理由は、
糖質制限ダイエットによる飢餓状態(グルコース不足)を察知して、
『今、ちょっと危険ですよ』と、
お知らせしてくれているようなものなんですね。

また、ケトンは水に溶けるので、血液中のケトン体が増加すると、
尿中のケトン体も増えていきます。

なので、ケトン体が出ているかどうかは、
尿なら検査紙で、息なら検知器でも簡単に調べることができますよ。

ケトン臭がしたら危険?

ケトン臭は、ケトン体が出はじめる段階で、
匂いが変化するともいわれています。

飢餓状態になったサインともいわれているケトン臭は、
糖質制限ダイエットだけでなく、糖尿病の方や
無理なカロリー制限ダイエットや絶食でも発生。

ただし、糖質制限のような食事法の場合は、
からだが飢餓状態で危険ではなくても、
エネルギー代謝を糖質から脂質に変えているので、
最初のうちはケトン臭が発生してしまうんですね。

この場合は、飢餓状態に陥って危険なわけではなく、
ケトン代謝に変わりつつあるサインなので、
糖質制限がうまくいっている証拠だと考えることもできますよ。

ケトン臭の対策と消し方にはクエン酸

ケトン臭などの体臭は、体をよく洗っても、
残念ながら、あまり効果がないといわれているんですよね。

汗と一緒に皮膚から出ていく場合は、
汗を書きやすい季節は、ときどき汗をふきとるようにしたり、
運動したときなどには、注意すると良いと思います。

また、歯磨きをこまめにしたり、水分を多めにとって、
ニオイのもとを尿で排出することも対策になります。

糖質制限ダイエットなどでケトン体が増加すると、
体が酸性に傾くので、アルカリ性の食品を摂ることもおすすめ。

アルカリ性食品は、梅干、ワカメ、昆布、こんにゃく、
椎茸、ほうれん草、大豆など。

また、ケトン臭はアセトンという成分が
原因物資だと言われているので、
脂肪を燃焼させるクエン酸を取ることで、
ケトン臭の対策ができると期待されていますよ。

クエン酸入りのお水を飲むのも効果的なんですよね。

あとは、匂いが自然に消えてくれるのを待つだけ。

ケトン臭は、ケトン体が出ているかの目安にもなりますが、
糖質制限にからだが慣れるとそのうち消えていくので、
気になる人は、家族や気の許せる友達や
パートナーに確認してみるのが安心できると思います。

ケトン臭ってどんな匂いで例えるなら何?

ケトン臭の匂いは気になると思いますが、
ケトーシス状態になるとからだは糖質不足を補うために、
ケトン体をどんどん作って脂肪をガンガン燃焼しています。

つまり、ダイエットが加速していることが多いんです。

糖質制限やケトジェニックダイエットを実践している人の中には、
数か月に1回ファスティングを取り入れて、
ケトン体の濃度を上げるという達人もいるほどなんですよ。

そうは、いってもケトン臭も体臭には変わりないので、
無自覚で周りに不快感を与えてないかは心配ですよね。

ケトン臭の匂いは、果物の腐ったような
甘酸っぱい匂いと言われるのが一般的。

中にはりんごの腐った匂いとか、
熟れすぎて腐りかけた果物などとも表現されますが、
そんな体臭や口臭にも自分で気づかなかったら、
ちょっとびっくりしますよね。

ちなみに、私はかなり厳しい糖質制限を1年以上続けても、
自分では全くケトン臭に気づきませんでした。

ケトン臭の知識だけはあったので、さすがに不安になって、
思い切って会社で仲の良い同僚に聞いてみたんですね。

すると、意外な答えが!

『ちょっと酸っぱい匂いがするときがあるけど、
生乾きとかの匂いとも違う。』と、
同僚が私のケトン臭について教えてくれました……。

糖質制限ダイエットがうまくいっている証拠と言われても、
無自覚で匂いを撒き散らしていたかと思うと、
正直ちょっと複雑な心境になりましたよ。。

また、ケトン体の匂いは、その体の状態によって、
段階ごとに違いがあるともいわれいるので、
次で詳しく解説してみます。

脂っぽい匂い

まず、最初はケトン臭は脂っぽい匂いの体臭。

糖質を制限すると、蓄えていた中性脂肪を分解して、
不足するエネルギーを補おうとしますが、
このときに脂肪酸が完全に燃焼してくれないと、
血液中に増加した脂肪酸が、汗と一緒に体外に出ていきます。

でも、このときはキツイ匂いではないので、
自分も他人すら気づかないこともありますね。

今思えば、私は仕事中になにげなく拳を鼻のあたりにおいて、
考え事をするクセがあるのですが、
そのときに、ふと脂っぽい匂いを感じて気になったことがあります。

ただ、そんなクセでもない限り気づかない程度の匂いですね。

アンモニアのようなツンとした匂い

次のケトン臭は、アンモニア臭となって現れます。

アンモニア臭って聞くとなんだかイヤな響きですよね。

アンモニア臭は疲労臭ともいわれていて、
具体的に説明すると、鼻をつくツンとした匂いのこと。

疲労がたまり乳酸が多くなると発生したり、
ストレスによって血中のアンモニア濃度が上がってしまうと、
ガスとして皮膚から出る場合もあります。

とくに、汗をかいたときなどはアンモニア臭がしやすくなるので、
暑い季節や運動した後などは、ちょっと気を配るとよいですね。

甘酸っぱい果物が腐りかけた匂い

最終的なケトン臭はわりと強い匂いで、
果物の腐ったような匂いというのはよく聞きます。

でも、この強いケトン臭が体臭として出ていたかどうか、
私は自分ではよくわからなかったんですよね。

同僚に確認して、初めて自覚しましたが、
体臭は自分では気づきにくいものなので、
やっぱり、率直な意見がもらえる家族などに尋ねるのが一番。

振り返ってみると、少しいつも違う口臭がするかな程度の自覚。

でも、それは甘酸っぱい匂いというのとはちょっと違って、
もっと悪い意味での腐りかけの生ゴミのような・・・(自粛)。

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ケトン体を利用しなくなった理由

人間は、もともとケトン体を活用できる回路を持っているのに、
糖質を食べる生活が中心になってからは、
ケトン代謝が必要とされなくなり、
やがて、完全に利用しなくなる事態に。

この事実については、宗田マタニティクリニックの宗田先生も
『人間はここ50年で、完全に糖質過多の生活となってしまい、
そのせいで、せっかく備わっていたケトン代謝の回路を眠らせてしまった』と、
ご自身の書籍で語られています。

それと同時に、50年間で生活習慣病などのさまざまな病気が増え続け、
人々は苦しみ悩まされるようになってしまいましたが、
これは糖質が引き起こしたのではないか?とさえ言われているのです。

糖質中心の生活はここ最近の話

ちょっと驚かれるかも知れませんが、
現代人のエネルギー源が炭水化物(糖質)中心なのは、農耕が始まって、
たくさんの炭水化物が安定して手に入るようになったから。

糖質は即エネルギーとして働いてくれるので、
体にとっては効率の良いエネルギー源ですが、
農耕が始まってない原始時代では、
糖質の多い食べ物を手に入れるのは容易ではなかったはず。

原始時代は、寒冷やマンモスなどの獲物を追いかけて移動して生活していましたし、
食べているのは魚介や小動物、木の実や野草などが中心で、
どう考えても糖質は圧倒的に少なかったと予想できますよね。

だから、糖質以外に脂質を主なエネルギー源として活動し、
むしろエネルギー源は、ケトン代謝が中心だったと考えられているんです。

もちろん、現代は糖質が豊富にありますから、普通に生活していれば、
体が飢餓状態になることはほぼありませんから、
ケトン代謝を利用する必要がなくなってしまったんです。

ケトジェニックダイエットについては、
こちらの記事でも詳しく説明しています。

>>>ケトジェニックダイエットのやり方とケトン体とは?

ケトン臭の原因と対策や消し方のまとめ

糖質制限でケトン臭が出ているということは、
からだがケトーシス状態(糖質の枯渇)になって、
糖質制限ダイエットがうまくいっている証拠。

とくに、厳しめの糖質制限は、
眠っているケトン代謝を目覚めさせる食事法なので、
体が慣れるまでは、ケトン臭が出やすいといわれています。

そうはいっても、いずれ消えるとはいえ、
自分でケトン臭に気づかないというのはちょっと厄介。

なので、それとなく家族や友人に確認したり、
アルカリ性食品を意識して食べたり、
クエン酸を補給したりして、自然に消えるまで対策してみてください。

あまり、気にし過ぎるとストレスになるので、
汗をかいたらこまめに拭き取って、
気楽に対策する方がよいですよ。

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この記事を書いた人
脱糖ダイエットの案内人
はとこ

はじめまして。
料理と読書とダイエットが趣味、はとこと申します(*´ェ`*)

これまで試したダイエットは数知れず。
成功とリバウンドを繰り返し、過去には-18kgを達成するも、のめり込みすぎて摂食障害に・・・。

40代で糖質制限ダイエットに出会い、アレルギー体質が改善♪

現在は痩せるよりも太らないをテーマに試行錯誤の日々を発信中です(^^)/

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
https://dattolife.jp/shikakusyutoku/

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