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低糖質食品の添加物は大丈夫?原材料のチェックは大切

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

低糖質食品の添加物は危険?

低糖質食品の添加物って、気なったことありませんか?

糖質制限中であれば、低糖質食品は便利で助かるダイエットの強い味方。

でも、選び方ひとつ間違ってしまうと、たくさん添加物が使われていたり、
避けたい調味料が使用されていたり、購入前に原材料をチェックしておかないと、
購入してから気づいて後悔することもしばしば・・・。

とはいうものの、自給自足の生活もしていませんし、
絶対に食べない!というのも現実的には難しいのが現状ですよね。

しかも、具体的にどんな添加物がNGでどんなものならOKなのか、
わからないことも多いのが食品添加物。

そこで、食品添加物について調べた内容をまとめてみましたので、
低糖質食品選びの際に、参考にして頂ければと思います。

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食品添加物はなぜ必要?

食品添加物は、食べ物を製造して加工したり、
保存して安全に販売するために使う調味料と保存料や着色料などで、
安全と認められたものしか法律で使用できないことになっています。

また、食品衛生法の中では、
『食品添加物とは食品の製造過程または、食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの』との定義もあります。

>>>食品添加物表示に関するマメ知識(厚生労働省)

必要な理由

添加物は食品が腐敗したり、変質したりするのを防いだり、
色や形などの食品の見栄えをよくしたりするなど、
使用するものがすべてからだに悪いというものでもなくて、
たくさんの目的があるからなんです。

そのほか、食品の香りや味を良くしたり、栄養価を高めたりして、
食品としての品質を上げたり、製造や加工、衛生上必要なためという理由も。

食品添加物についての書籍は、センセーショナルなタイトルのものが多くて、
どうしても食品添加物は、一方的に悪者扱いされがち。

でも、科学者の見地から考えれば、安全で衛生的な食品を提供するためには、
食品添加物はなくてはならない場合もあるんです!

食品添加物がわかりにくい理由

食品添加物は、食品のパッケージに記載されている原材料の表記に記載があるので、
消費者も購入前に確認ができるようになっていますね。

気になっている人は、もちろん購入前にきちんと原材料表示をチェックしているはず!

表示の見方

原材料表示はちょっと問題があって、食品添加物がわかりにくくて、
その理由が、材料と添加物をごちゃまぜに表記してしまうところにあるような気も(汗)

原材料は、基本的に使用量の多いものから順番に記されるので、
材料の記載が終わった次から、添加物の表記がされるパターンが多いです。

原材料表示を見ても、食品添加物がどれかわからなくなったら、
そのあたりを参考にしていただければ、惑わされることが少なくなると思います。

食品添加物の種類と安全性

食品添加物も食品ならなんでもかんでも、
むやみやたらと添加されているわけではありませんよね。

きちんと安全が確認され認可されたのが使用されるので、
その種類をまとめてみました^^

種類

【食品添加物の種類】
・既存添加物・・・・・すでに使用され長く使われている、例外的な使用はないもの
・指定添加物・・・・・厚生労働大臣が許可し、食品安全委員会が認めたもの(食品衛生法第10条)
・一般飲食物添加物・・・一般的な食品を添加物として使用するもの、リストアップされていないものでも使用可
・天然香料・・・・・・動植物から得られ、食品の香り付けにごく微量使用、リストアップされていないものでも使用可

日本では、食品添加物は安全性と有効性が確認されると、
厚生労働大臣が指定した指定添加物となります。

そのほかに、長年使用されてきた天然添加物として、
品目が決められている既存添加物や、
天然香料や一般飲食物添加物と大きく4つに分類されますね。

ちなみに、これから新しく使用を許可された食品添加物はどうなるかというと、
まず天然や合成の区別なく、食品安全委員会で安全性の評価を受けてから、
次に厚生労働大臣の指定を受けて、
その後はすべて指定添加物と呼ばれるようになるそうです。

安全性

もちろん、日本では厚生労働省が認可した添加物しか食品に使用できませんから、
安全が保証されてないと使用できないということ。

でも、日本で使用されている食品添加物の種類は多く、
欧米では禁止されていても日本では使用可能な場合もあり、
注意が必要なこともあるんだとか!

ただ、もちろんその逆パターンも考えられますし、
この辺はグレーな部分もあると思うので、
私は消費者も自分を守るための知識を身につける必要性を感じてしまいますね。

また、添加物の安全性について知りたい場合、
内閣府の情報サイトからも調べることができます^^
>>>食品安全関係情報データベース

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食品添加物の目的と役割・種類と用途

食品添加物の種類を説明したので、
次は目的や役割、種類と用途を見ていきますね^^

目的と役割

【食品添加物の目的と役割】
・食品の形を整える・・・・・製造や加工しやすくする、見た目を良くする
・食品の色や味を良くする・・色や味、香りを良くする
・食品の食感を良くする・・・食品に粘り気や滑らかさを出す、成分を均一にする
・食品の品質を保つ・・・・・腐敗を防ぎ、油脂の酸化を防止、日持ちを良くする
・食品の栄養成分を補う・・・調理、加工時に栄養素の損失を防ぐ、補う

種類と用途

【主な食品添加物の種類と用途】

甘味料・・・食品の甘味付け/キシリトール・アスパルテーム
着色料・・・食品着色、色調調節/クチナシ黄色素・食用黄色4号
保存料・・・カビや細菌など発育抑制、食品の保存性向上、食中毒予防/ソルビン酸・しらこたん白抽出物
増粘剤、安定剤、ゲル化剤、糊剤・・・食品の滑らかさ、粘り気を付与、分離防止、安定性向上/ペクチンカルボキシ・メチルセルロース・ナトリウム
酸化防止剤・・・油脂の酸化防止、保存性向上/エリソルビン酸ナトリウム・ミックスビタミンE
発色剤・・・色調・風味改善/亜硝酸ナトリウム・硝酸ナトリウム
漂白剤・・・食品漂白/亜硫酸ナトリウム・次亜硫酸ナトリウム
防かび剤、(防ばい剤)・・・柑橘類等かび発生防止/オルトフェニル・フェノールジフェニル
イーストフード・・・パンのイーストの発酵向上/リン酸三カルシウム・炭酸アンモニウム
ガムベース・・・チューインガムの基材に使用/エステルガム・チクル
かんすい・・・中華めんの食感、風味出し/炭酸ナトリウム・ポリリン酸ナトリウム
苦味料・・・食品の苦味付け/カフェイン(抽出物)・ナリンジン
酵素・・・食品の製造、加工に使用/β‐アミラーゼ・プロテアーゼ
光沢剤・・・食品表面の光沢付け/シェラック・ミツロウ
香料・・・食の香り付け、味を良く/オレンジ香料・バニリン
酸味料・・・食品の酸味付け/クエン酸・乳酸
チューインガム軟化剤・・・チューインガムを柔軟に保つ/グリセリン・D‐ソルビトール
調味料・・・食品のうま味付け、味の調整/L-グルタミン酸ナトリウム・5’一イノシン酸・ニナトリウム
豆腐用凝固剤・・・豆乳を固める/塩化マグネシウム・グルコノデルタラクトン
乳化剤・・・水と油を均一に混ぜる/グリセリン脂肪酸エステル・植物レシチン
水素イオン濃度調整剤(pH調整剤)・・・食品のpH調節、品質向上/DL-リンゴ酸・乳酸ナトリウム
膨張剤・・・ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにする/炭酸水素ナトリウム・焼ミョウバン
栄養強化剤・・・栄養素強化/ビタミンC・乳酸カルシウム
その他の食品添加物・・・その他、食品の製造や加工に役立つ/水酸化ナトリウム・活性炭・プロテアーゼ

引用元:一般社団法人日本食品添加物協会

添加物の種類と名称については、一般社団法人日本食品添加物協会のHPがわかりやすく、
参考にさせて頂きました。

低糖質食品の添加物で避けたいものは?

低糖質食品の購入前には、糖質量の確認だけでなく、食品添加物の確認のため、
商品の裏側の原材料名をチェックするクセを付けたいですね。

とくに、糖質制限を日ごろから頑張っている人は、ついつい糖質量ばかり気になって、
原材料のチェックをせずに購入して、あとで後悔したことがあるかも?

こういった低糖質食品の落とし穴にはまらないように、
添加物の知識も身に付けて賢い消費者として糖質制限を加速させたいところ。

とはいっても、これまで食品添加物の概要について説明してきただけで、
実際にどんな添加物がNGでどんなものならOKなのか、
食品添加物の名称がわからないと確認なんてできませんよね(汗)

気をつけたい食品添加物とは?

【気をつけたい食品添加物】

・臭素酸カリウム・・・海外では禁止ですが、日本は自粛
・タール色素・・・・・鮮やかすぎる色は注意!中には使用禁止になったものも。
・防カビ剤・・・・・・輸入柑橘類に多い
・次亜塩素酸ナトリウム・・カット野菜に使われる、防カビ剤の濃度をかなり薄めたもの
・亜硝酸ナトリウム・・ハム、ソーセージなどに使用され色をよく見せる
・亜硝酸ナトリウム・・ワインの酸化防止剤
・グルタミン酸ナトリウム・・危険性を指摘する論文あり、多くの食品に使用され摂取量が多くなりがち
・安息香酸ナトリウム・・・栄養ドリンク、清涼飲料水の保存料

食品添加物との付き合い方

食品添加物は全てが悪いわけではなく、必要な部分もありますから、
どうしてもやめられないものは回数を減らしたり、
デトックス効果のある食材と一緒に食べたりして対策するのがよいと、
白澤先生の本で読んだことがあります。

多少の食品添加物をとっても、人間の体には浄化する作用もあるので、
ものすごく神経質になる必要はないという人も中にはいますし、
それよりも、糖質過多の生活を続ける方が、
生活習慣病のリスクが高いと指摘するお医者さんもいるくらいです。

添加物については、個人が正しい知識を身に着けながら、
食品を取捨選択していく必要があるのだと思います。

食品添加物は本当に全部危険なのか?

食品添加物について書かれた本は、食べると危険!といった衝撃的なものが多いので、
多くの人が添加物は全部危険と、少し勘違いしてしまっているように思います。

無添加やオーガニックなら安全か?

食品添加物の安全性や人体への影響を調べるためには、
動物(マウスやラット)が実験台となり、安全な量のエビデンスが、
いまだに動物基準となっていることを疑問視する声もあります。

また、1日に摂取する食品添加物の量には個人差が大きくて、
毎日食べても健康という根拠にはならないという意見も・・・。

そんな私も、つい最近までは添加物は何でも危険で、
食べないほうが良いと思い込んでいて、
無添加やオーガニックなものを選びがちだったんですよね。

ところが、科学者の方が書いた食品添加物の本を読んでから、
少し考え方が変わってきたんですよ。

というのも、無添加による食中毒の危険性や、
オーガニックは本当に安全なのか(虚偽の事例がいくつもある)、
食の裏側についても書かれていたので、
『う~ん、これは難しい問題だ・・・。』と、
考え込んでしまうような事実を知ってしまったからなんです。

先入観やイメージで判断しない

私は食品添加物と聞くと、これまで全く良いイメージがなく、
すべてが悪いものとばかり思っていました。

実際のところ食品添加物については、何がよくて何がダメなのか、
よくわかってないのに、きっとからだによくないよね・・・といった程度の判断。

しかし、多方面から見ていくと、それが善なのか悪なのかという議論よりも、
なぜ必要でどんなものなら人体に影響が少なく、どのように利用するのか・・・。

もっと食品添加物について、きちんとした知識を身につけて、
有益な活用術を考えることのほうが、大切ではないかと思うようになりました。

おすすめの本

食品添加物について、危険という側面以外のメリットを知るには、
私も読んだ、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長の畝山智香子氏の
『食品添加物はなぜ嫌われるのか』がおすすめ^^

この本は、科学的知見に基づいて、
食品添加物を適切に判断するためのポイントが記されているので、
ジャーナリストのやたらと危険を煽るような書籍とは一線を画す内容。

偏りがちな食品添加物に対する見方に、
きっと変化をもたらしてくれる一冊になると思います。

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この記事を書いた人
脱糖ダイエットの案内人
はとこ

はじめまして。
料理と読書とダイエットが趣味、はとこと申します(*´ェ`*)

これまで試したダイエットは数知れず。
成功とリバウンドを繰り返し、過去には-18kgを達成するも、のめり込みすぎて摂食障害に・・・。

40代で糖質制限ダイエットに出会い、アレルギー体質が改善♪

現在は痩せるよりも太らないをテーマに試行錯誤の日々を発信中です(^^)/

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
https://dattolife.jp/shikakusyutoku/

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