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ブドウ糖が脳で足りないと判断されたらどうなるの?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

ブドウ糖が不足しても脳は働く 足りないエネルギーは糖新生で

ブドウ糖が脳で足りないと判断されると、脳がエネルギー不足で働かなくなって、
危険な状態になるのではないかと心配する人がいます。

だいたいブドウ糖が脳で足りないと危険だとかいった意見の人は、
糖質制限をするのはよくないと主張されたりしますね・・・。

でも、人間は糖質以外の別のエネルギー源も利用できるようになっているので、
そちらの回路がうまく回り始めれば、ブドウ糖が不足しても心配はないんですね^^

この記事では、ブドウ糖が脳で不足しても大丈夫な理由について、
糖質OFFアドバイザーがわかりやすく解説しています。

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ブドウ糖って何?

ブドウ糖が糖類の一種であることは、その名称からしても明らか。

ですが、そもそもブドウ糖ってどんなものでどんな働きをするのか、
そこまで答えられる人は、意外と少ないかもしれません。

ブドウ糖は単糖類

ブドウ糖について簡単に説明すると、
ブドウ糖はグルコースともいわれる単糖類のひとつ。

糖類は科学的に分類すると、それぞれ単糖類(グルコース、果糖など)、
二糖類(乳糖、麦芽糖など)、多糖類(でんぷんなど)、
糖アルコール(エリスリトールなど)、その他と分けられるんですね。

ちなみに糖類は、人間の体に取り込まれると、
血糖として血液中に入って循環していきます。

即効のエネルギー源

炭水化物やでんぷんなどを摂取すると、
人間は唾液に含まれる消化酵素α-アミラーゼによって、
最終的に単糖のブドウ糖まで分解し、
体内で利用できるようにエネルギーに変換します。

また、消化酵素によって分解されたブドウ糖は、
小腸から吸収されて肝臓や血液に入り、
すぐにエネルギー源となる頼もしい存在。

ところが、現代のように糖質過多の生活では、
たちまちメタボになってしまう可能性も・・・。

なので、スポーツをする人やアスリートの人はご存知かもしれませんが、
だいたい運動開始直後の15分くらいは糖質が、
即効のエネルギー源として利用されているんですね^^

一般的にダイエット目的で脂肪燃焼したい場合は、
20分以上有酸素運動をする必要があると言われるのは、
こういった理由があるからなんです。

ちなみに、一般的によくいわれる血糖値とはいうのは、
血中グルコース濃度のことで、
血液の中にブドウ糖がどのくらいあるかを示しているんですよ。

ブドウ糖は脳のエネルギー源、足りない場合は?

ブドウ糖は、脳が利用できる唯一のエネルギー源と言われているのは事実。

ただ、万が一、人間の脳に供給するブドウ糖が不足したら、
別のエネルギー源を利用できるようになっているんです!

はとこ
はとこ

しかも、人間には糖質が不足したときに、
自分でブドウ糖を作り出すメカニズムである
『糖新生』という機能もちゃ~んと備わっているんです♪

代わりのエネルギーがケトン体

糖質を食べずにブドウ糖が体内にわずかしかなくなっても、
なんと、人間は自分の脂肪を分解して、別のエネルギー源である
ケトン体というエネルギーを使うことができるんです!

ケトン体は脳のエネルギーにもなるので、
脳のためにという理由で、たくさんの糖質を摂る必要は全くありません。

ケトン体が『脳の第2のエネルギー』ともいわれるのは、
ブドウ糖の代わりになるという理由から。

そんなケトン体については別ページでも説明しているので、
詳しく知りたい方はそちらの記事も合わせてご覧ください^^(NL)

糖新生でエネルギーを作り出す

人間はケトン体を利用し始める前段階でブドウ糖が不足すると、
なんと、肝臓と筋肉を使って必要最低限のブドウ糖を作ろうと、
体内で頑張り始めるんです( ´∀`)b

これが、いわゆる糖新生とよばれる機能なんですが、
人間も生命の危機に備えて、
植物の光合成のようにエネルギーを作り出せる機能があるとは!

これって、ちょっとスゴイと思いませんか?

ブドウ糖が不足しても、人間にはこの糖新生のシステムがあるので、
たとえ数日間絶食したとしても大丈夫、生命の維持が可能なんですね。

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糖新生のメカニズムとは?

では、その神秘のメカニズムである糖新生について、
詳しく説明していきますね^^

仕組み

糖新生とは、自分でブドウ糖を作り出すシステムで、
人間なら誰でも生まれながらにして備わっており、
とくに筋肉と肝臓の働きが重要になります。

もしも、雪山で遭難して食料が尽きても、
人が数日間絶食しても生きながらえるのは、
この代謝システムのおかげというのは、先ほどご説明したとおり。

つまり、人はエネルギー源となる糖質を食べ物で摂ることができなくなっても、
血中のブドウ糖濃度を一定に保つ機能が備わっていて、
これこそが糖新生というメカニズムなんです!

だから、仮に糖質制限で糖質を控えても、低血糖にならないシステムが、
始めから体に備わっているってこと。

ですが、その糖新生が働くには、ブドウ糖が不足しないと始まらないんですね。

体内のブドウ糖が不足して働き出す

まず、人間は糖質を摂取するとエネルギー源として利用し、
余った物分は緊急用として、肝臓にブドウ糖(グルコース)として蓄えます。

ところが、肝臓で蓄えられるグルコースの量はごく僅かなので、
さらに余った残りの糖質は、中性脂肪に変えて体内に貯め込まれてしまうことに(^_^;)

ここまでが肥満になってしまうメカニズムなんですが、、
雪山で遭難した場合は、糖質が全く得られなくなるので、
すぐに体内のブドウ糖はすぐに枯渇して不足してしまいますよね・・・。

ネコたーず
ネコたーず

ブドウ糖不足をからだが察知すると

ようやく糖新生がスタート!するんだね。

肝臓はブドウ糖を作り出しては、全身に供給していきますが、
蓄えている量が少ないので、
今度はブドウ糖不足を感じた筋肉が、
筋肉に蓄えられていたアミノ酸や乳酸を肝臓に送り込みます。

アミノ酸や乳酸を受け取った肝臓は、今度はそれらをブドウ糖に作り変えて、
またエネルギー源として、全身に供給していくんです!←スゴイ機能♪

はとこ
はとこ

食べ物で糖質を摂取しなくても、

人間は糖新生のおかけげで血糖値が保たれているので、
糖質制限をしても低血糖にはならないという理屈がいえるわけなんです。

糖新生を実感するとき:私の事例

私自身も実際に糖新生が活用されているのかなと感じることがあります!

それは具体的にどんなときかというと、
目まぐるしいほど仕事が忙しくて、朝から休憩も食事もとれなくても、
ものすごく元気に夕方までバリバリ働いてしまえるところ\(^o^)/

これは、ケトン体回路が回っているせいかとも考えたのですが、
私は糖質制限であまり減量できないタイプなので、
残念ながら、まだケトン体回路がしっかり回せてない状況なはず><

なので、糖新生が活躍していると考えられるので、
筋肉が減らないようにタンパク質はしっかり補うようにしています。

40代になって格段に疲れやすくなったと感じていたんですが、
糖質制限を始めてからは、不思議なことに30代よりも回復力が早いと感じますし、
なんとなく体力の衰えを感じなくなりましたね・・・。

私はケトン体回路がしっかり回せてないと感じていても、
これだけアグレッシブな毎日が過ごせます(*´ェ`*)

はとこ
はとこ

もし、糖質を摂らずにブドウ糖が足りなくなって、

脳がエネルギー不足になるなら、
こんなに全力で朝から夕方まで働けてないと思いますよ。

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この記事を書いた人
脱糖ダイエットの案内人
はとこ

はじめまして。
料理と読書とダイエットが趣味、はとこと申します(*´ェ`*)

これまで試したダイエットは数知れず。
成功とリバウンドを繰り返し、過去には-18kgを達成するも、のめり込みすぎて摂食障害に・・・。

40代で糖質制限ダイエットに出会い、アレルギー体質が改善♪

現在は痩せるよりも太らないをテーマに試行錯誤の日々を発信中です(^^)/

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
https://dattolife.jp/shikakusyutoku/

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