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ダイエットにカロリーが関係ないって本当?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

ダイエットにカロリーは関係ないって本当?
ダイエットにカロリーは関係ない!と言われても、
なかなか納得できない人は多いと思います。

そもそも、これまでのダイエットの考え方は、
摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やせば、
減量できるというのが当然の理論。

ところが、最近はいろいろなことが解明されて、
カロリーの増減だけがダイエットの全てではないということが、
実はわかってきたんですよね^^

この記事では、なぜダイエットにカロリーが関係ないのか、
その理由について詳しく説明しています。

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カロリーとは何か?

まず、ダイエットとカロリーが関係ないかどうかの前に、
カロリーという言葉について考えてみたいと思います。

カロリーとは、ラテン語で『熱』という意味の単語『calor』に由来し、
もともとは、水1kg の温度を0 ℃から1 ℃上げるのに必要な熱量のこと。
(※現在のカロリーの定義では 1000 cal = 1 kcal に相当)

食事におけるカロリー

食事におけるカロリーとは、食品に含まれるエネルギー値のこと。

食品にはいくつかの栄養素が含まれますが、
カロリーを得られるのはエネルギー産生栄養素である3大栄養素だけ。

いわゆるタンパク質脂質炭水化物の3つですね^^

この3つのエネルギー産生栄養素質の量に対して、
アトウォーター係数という値をかけて算出されたものが、
食事におけるカロリーとして使用されています。

ところが、この方法は石炭を燃やす熱量計(カロリーメータ)に、
膨大な種類の食物を投入し、燃やすことでデータを収集。

そこから得られたデータをもとに、平均値を算出したものなんです!!

なので、実際には個人の体質や吸収率など考慮されてない、
ある意味便宜上の数値なんですよね・・・、ご存知でしたか?

カロリーとは存在しないもの?

長い間、カロリーの収支がダイエットの基本とされてきたので、
その根幹が揺らぎ始めると、ダイエットって一体どうしたらいいの?
なんて、ちょっとパニックになりそうです(・・?

そもそも、カロリーという考え方が存在するのか、
疑問すら感じてきますよね・・・。

オーガスト・ハーゲスハイマー博士の話

カロリーという概念についての疑問は、
栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマー氏の書籍
『最小の努力で痩せる食事の科学』に詳しく記載があり、
私も初めて読んだとき、かなりの衝撃を受けた記憶が・・・。

これまでのダイエットの常識が覆される内容がぎっしりで、
カロリー制限ダイエットがうまくいかない人には、
突破口が見つかるかもしれないおすすめの1冊^^

また、オーガスト・ハーゲスハイマー博士は、
還暦の60歳とは思えない若々しさで、アンチエイジングスペシャリスト。

食事で痩せるだけでなく、アンチエイジングについても
目からウロコの情報が満載です。

摂取カロリーの増減は体重に影響しない?

1990年から行われているアメリカの大規模な調査では、
20年かけて実施されて得られた結論が、
摂取カロリーと体重の増加に相関関係はないというものでした。

これは、アメリカだけでなくイギリスでも同様の結果となり、
肥満が増加しても人々の摂取カロリーに変化は見られなかったと結論づけています。

それどころか、むしろ摂取カロリーが減っても、
肥満は増加する傾向もあったんだとか!

この内容は、医学博士である牧田善二先生の著書
『医者が教えるダイエット 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』
にも記載されています。

AGE牧田クリニックの院長である牧田善二先生は、
これまで20万を診察してきた糖尿病専門医。

書籍も何冊も出版されておられ、
シリーズは80万部以上のベストセラーになるほど読まれているので、
書店で見かけたことのある人も多いかもしれませんね。

ただ、この研究結果には、さまざまな意見が寄せられているようなので、
一概に鵜呑みにはできないかもしれません。

それでも、ダイエット=低カロリーという考え方に、
多くの人が疑問をもつきっかけになるのではないかと思います。

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ジャイルズ・イオ博士の理論

イギリスのケンブリッジ大学の肥満の専門家であり研究者である、
ジャイルズ・イオ(Giles Yeo)博士は、
自身の著書『Why Calories Don’t Count(カロリーを計算しない理由)」で、
カロリー計算は不正確で誤った方法だとも述べています。

ジャイルズ・イオ博士の理論は、
『人間は食物を食べていて、カロリーを食べているわけではない』ということ。

つまり、カロリー計算で理論上の計算ができても、
同じカロリーであれば何を食べても同じではないですよね。

カロリーが同じでも食材が持つ栄養素はそれぞれ違いますし、
消化と分解や吸収には必ず個人差だって生じるはず。

しかも、現在では当たり前の概念となっている、
炭水化物(糖質)1g=4kcal、タンパク質1g=4kcal、脂質1g=9kcalの数値も、
120年前の熱量計(カロリーメータ)の実験結果で算出された値が、
現在でも基準として設定されたまま!

厳密に言えば、すべての食材がその数値に該当したわけではないといいます。

だから、カロリー収支でダイエットできるというのは机上論で、
絶対的なものではないということになるですね(+o+)

ジャイルズ・イオ博士のケンブリッジ大学での講義は、
英語にはなりますがYoutubeでも再生可能なので、
気になる方はご視聴をおすすめします!

>>>ジャイルズ・イオ(Giles Yeo)博士の講義:ケンブリッジ大学

英語が苦手でも、字幕設定から文字起こしで日本語に翻訳できます。

人が太るのは糖質の摂り過ぎ

人が太るのはカロリー高いものを食べるせいではないなら、
太る本当の原因は何なのでしょうか?

実は、人が太ってしまうのは体脂肪の蓄積が原因

そして、その体脂肪は糖質の摂り過ぎによって引き起こされます。

どんなにカロリー制限をしてもダイエットがうまくいかない人がいたり、
そもそも、食欲をうまくコントロールできないとか、
痩せても必ずリバウンドしてしまうのは、
実は本人の意志だけでなく、糖質の摂取が関係しているんですよ。

これは、糖質制限を実践している私が切実に日々感じています。

ダイエットや健康な体作りには、うまく糖質をコントロールすることが不可欠。

糖質過多がもたらす弊害はどんどん解明されていますが、
いまだに日本では糖質に無頓着な人も多いんです・・・。

これまで、人が太るのは高カロリーのせいと考えられてきたので、
人間に必要な栄養素である脂質(油)は、ずいぶんと悪者扱いされてきました。

脂質1gあたりが9kcalもあるので、
カロリーの観点でいえば悪者扱いも当然かもしれません。

ただ、脂質そのものに糖質は含まれてないので、高カロリーでも糖質はゼロ!

つまり、糖質制限の観点からすると脂質では太らないはずなのに、
体内での重要な役割や栄養面は二の次にされて、
カロリーが高いというだけで、ずっと倦厭されていたんですよね。

そうはいうものの、脂質と糖質の組み合わせのメニューは、
美味しさも倍増しするので、ついつい食べてしまいがち。

アイスクリームやケーキにフライドポテトなんか典型例ですよね。

これまでカロリー制限ばかりを考えてきた人は、
体重の数値ばかりに惑わされがちで、減らすべきは体脂肪ということをお忘れなく。

つまり、ダイエットで何を食べるか選択する場合は、
カロリーだけでなく、今どんな栄養素を食べているのかを知る必要がある
と思います。

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この記事を書いた人
脱糖ダイエットの案内人
はとこ

はじめまして。
料理と読書とダイエットが趣味、はとこと申します(*´ェ`*)

これまで試したダイエットは数知れず。
成功とリバウンドを繰り返し、過去には-18kgを達成するも、のめり込みすぎて摂食障害に・・・。

40代で糖質制限ダイエットに出会い、アレルギー体質が改善♪

現在は痩せるよりも太らないをテーマに試行錯誤の日々を発信中です(^^)/

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
https://dattolife.jp/shikakusyutoku/

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