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エリスリトールに危険性がないというのは、
糖質制限やダイエットをしている人なら、
一度くらいは耳にしたことがある話ではないでしょうか。
エリスリトールは、危険性がときどき指摘される人工甘味料とは違い、
自然界にあるメロンやぶどうなどの果物や、
味噌や醤油などの発酵食品にも含まれている糖アルコールのひとつ。
この記事では、50種類以上あるとされる希少糖の一種、
エリスリトールの危険性と特徴のほか、
使用するときに注意したいポイントなど、調べたことをまとめています。
エリスリトールの危険性と特徴
エリスリトールは、香川大学の何森健教授(現㈱希少糖生産技術研究所代表)が発見した、
希少糖の一種でもあり、以前ブームになったときには、
『夢の糖』とか『奇跡の糖』として話題になっていました^^
>>>香川大学の希少糖研究
エリスリトールとは?
エリスリトールは、自然に存在している糖なので、
人工甘味料ではなく天然の甘味料です。
原料にはジャガイモやサツマイモ、
トウモロコシなどのでんぷんを利用して製造されたり、
ブドウ糖を発酵させて大量に作ることも可能。
また、自然に存在する糖アルコールのひとつで、
科学的に作られた人工甘味料とは違いますが、
危険性や副作用について誤解されることもあるようです。
そのように誤解されるのは、おそらく糖アルコールと人工甘味料を
混同されることが関係しているかと思います。
危険性はない
エリスリトールは血糖値を上げない甘味料なので、
砂糖の代用になるという理由から、
糖質制限やダイエットをしている人に注目され、認知度がアップ。
ダイエットしたい人や血糖値が高めの人は、
糖質をたくさん摂ってはいけないとわかっていても、
甘くて美味しいものはなかなかやめられないのが現状。
そんなときに活躍してくれるダイエットの強い味方が、
体内では消化も吸収もされず、
血糖値を上げない夢の糖『エリスリトール』なんです。
普通に家庭で料理を作るとき、エリスリトールは砂糖の代わりに使えますが、
甘さが砂糖の60~70%程度と言われているので、
使用するときに量を調整する必要あり!
通販でも手に入りやすいので、エリスリトールを常備しておくと、
おかず作りのほか、お菓子作りにも使えて便利ですよ。
ラカントSならスーパーで買える
通販が好きでなく、スーパーなどで買いたいという場合は、
エリスリトールに羅漢果のエキスをプラスして作られた、
ラカントという甘味料があるので、そちらをが便利かも♪
私はラカントの中でも、サラヤ株式会社が販売している
『ラカントS』という商品をときどきに調理に使っていますよ。
ラカントSはエリスリトールとは違い、甘さが砂糖と同じくらいなので、
使用量にさほど注意する必要がなく、ズボラでうっかりな私にはぴったり^^
エリスリトールやラカントSは、糖質制限を提唱している
医師の先生方も推奨されていますし、危険性や副作用は今のところないのですが、
それでもいくつか注意したい点もあるんです。
エリスリトールの注意点
エリスリトールの注意点ですが、まず甘さが砂糖の6~7割程度になるので、
使用する際に量の調整をする必要があるのは、先にお伝えしたとおり。
ほかの人工甘味料が入ってないか要確認
エリスリトールのみ使用するとどうしても甘みが不足してしまうので、
当然ながら、たくさん使用する必要がありますよね・・・。
なので、低カロリー食品の中にはコスト面を考慮して、
エリスリトールのほかに人工甘味料を追加して、
甘さを十分満たそうとする場合があるんだとか!
なんだって~(●`ε´●)
これを回避するには、購入時に余分なものが添加されてないか、
消費者が原材料を確認することも大切。
せっかく体のことを考えてエリスリトール入りのものを購入したのに、
もしも余分なものが入っていたら、ちょっと騙された気分になりますもんね。
副作用はある?
エリスリトールに危険性はないはずなのですが、
副作用のようなものがないとも言い切れません。
その理由は、血糖値が上がらないということは、
エリスリトールを体が分解できないので、そのまま体外に排出されていくということ。
つまり、多めに取るとお腹がゆるくなる人も
中にはいるんだとか。
OH!NO~。
おいらたち、お腹は弱いから要注意だぜ!
この現象は、人工甘味料のアスパルテームなどでもよく言われています。
ただ、私の腸は強いのか丈夫なのか、はたまた鈍感なのか。
こういったたぐいのものを多少多めにとっても、
お腹がゆるくなることってあまりないんですよね・・・。
さすが、はとこ。
見た目どおりお腹は丈夫(・∀・)
・・・・・(-_-メ)
ただ、人によっては敏感な人もいらっしゃると思うので、
エリスリトールの取り過ぎには、体質を考慮して注意が必要かと思います。
また、100万人にひとり程度の割合で、まれにアレルギー症状が出る人も!
私はアレルギー体質ですが、
食物よりも外的要因によるアレルギーが多いせいか、
エリスリトールでアレルギーを感じたことは、今まで全くありません。
それでも、アレルギー持ちとしてはちょっと気がかりですね。
エリスリトールに頼りすぎてもダメ
エリスリトールは糖質制限中にはありがたい甘味料ですが、
頼りすぎてしまうのもちょっと問題。
エリスリトールだけを単独で食べることはあまりないので、
どうしても調理してほかの栄養素と一緒に食べることに・・・。
つまり、太らないはずの甘味料で調理されたものに安心して、
たくさんのおかずやスイーツを食べていたら、
逆に太ってしまうという最悪な結果になる可能性も!
血糖値が上がらないと脳に満腹感を感じないという話もあるので、
何であれ使いすぎはよくないですね。
エリスリトールのそのほかのメリット
エリスリトールには、血糖値を上げないという最大のメリットのほか、
健康のために参考にしたいメリットもあるので、
そのあたりを説明していきますね^^
虫歯予防
エリスリトールは砂糖と違い、虫歯のもとになる酸を作らないので、
虫歯になりにくく、雑菌の繁殖も抑えられて、
虫歯予防にもなるという特徴もあります♪
これは、子どもさんがいる家庭だけでなく、中年の私にもありがたい話。
というのは、糖質制限を始めてからというもの、
私の口内環境が劇的に改善したからなんです!
まず、歯医者に行く回数がものすごく減り、
朝起きて口の中の不快感を感じることがなくなりました^^
さらに、歯周病が不安だったのですが、歯茎も健康を取り戻してきたのか、
このあいだなんて歯科衛生士さんにも褒められちゃいましたよ^^
砂糖を摂らない生活は、歯石もつきにくくなるというので、
糖質制限は歯の健康面からもおすすめなんですよ。
甘さ控えめな食生活に
また、エリスリトールは砂糖より甘さを感じにくいので、
砂糖程度の甘さを感じるようにするためには、
1.5倍も使用しないといけない場合があるとも言われます。
しかし、実際に家庭で調理をする場合は、どちらかと言うと甘さ控えめで、
使用量を少なく調整することがほとんどではないでしょうか?
そうすると、自然と甘さ控えめな味付けに慣れていくので、
甘くないと満足できないということも減りますし、
そのうち甘いものをたくさん食べなくても平気になっていきますよ。