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金森式ダイエットと呼ばれている断糖高脂質ダイエットは、
実業家の金森重樹氏が提唱する減量法で有名人にも大人気。
やり方は牛脂を食べて痩せるというやや衝撃的な内容ですが、
最短で痩せるという口コミの誘惑には勝てず、
私も過去にチャレンジした経験があります^^
この記事では、金森式ダイエットのやり方について
実践して気づいたことをダイエット経験豊富な40代女子が、
メリット・デメリット、注意点など含めて解説!
金森式ダイエットのやり方が気になっているけど、
断糖高脂質ダイエットってどうなんだろうと、
どうしても今一歩踏み出せない人の参考になれば幸いです。
金森式ダイエットとは?
金森式ダイエットは、別名断糖高脂質ダイエットとも呼ばれていて、
文字通り糖質は限りなくゼロに近づけて、
代わりに脂質でエネルギー代謝を賄うというダイエット。
ケトジェニックダイエットに近い減量方法といえば、イメージしやすいでしょうか。
かなりストイックな食事法
金森式ダイエットのやり方を簡単に説明するなら、
糖質制限のひとつというというより、
糖質を極力排除するというかなりストイックな食事法です。
そんな金森式ダイエットは、著書も多い実業家の金森重樹氏が提唱。
きっかけは、ご本人が歯科クリニックの経営に携わった際、
偶然出会った論文の食事法を実践したことがはじまりとか。
興味が湧いてご自身で真意を確かめるために実践されたところ、
なんと90kgあった体重が、たった2ヶ月で58kgになったという、
何度聞いても耳を疑うほどの、驚きの超スピード減量法なんです!
これを聞いただけで、世の中のダイエッターさんが、
こぞって興味を持つのは至極当然の話。
だって、どうせダイエットするなら結果は遅いより早いほうがいいし、
何より健康や外見改善のためなら、
金森式ダイエットで一刻も早く肥満体型から抜け出したいですもんね。
糖質制限との違い
ちなみに、私も例外でなく『最短で痩せる』という口コミに興味を持ち、
金森式ダイエットを実践してみたひとり(^_^;)
金森式ダイエットでを実際にやってみて感じたのは、
基本はスーパー糖質制限なんですが、
決定的な違いは、糖質を制限するどころではなく、
糖質を排除するもしくは、限りなく0に近づける食事法ということ。
ただし、これは糖質依存から抜け出すための荒治療の一環。
そこには、肥満に悩む多くの人が、
糖質依存に陥っているという事実を逆手に取って、
依存するものを糖質から脂質にすり替えてしまおうという、
なんとも大胆な発想が・・・。
糖質依存から抜け出したら、
脂質をたくさん摂取して、脂質依存に移行しつつ、
サクッと痩せてしまおうという食事方法です。
これが、金森式ダイエットが、
別名『断糖高脂質ダイエット』と呼ばれているゆえんでもあります。
金森式ダイエットのやり方
ちょっと、わかりにくくなってしまったかもしれないので、
ここで金森式ダイエットの概要をまとめてみますね^^
概要
・糖質依存から脂質依存に移行し、良質な脂質でエネルギーを摂る
まずは、この2つが金森式ダイエットとスーパー糖質制限の違いでもあり、
実践する上での大きなポイントになります。
それでは、金森式ダイエット基本的なルールについてお話しますね^^
基本ルール
ざっと、押さえたい金森式ダイエットの基本ルールはこちらです^^
・1日1.5食を推奨、ダラダラ食べずに1食まとめて食べる
・主食は、肉、卵、魚、牛脂が基本、乳製品と野菜やきのこは食べてよいものもある
・調味料は、魚醤、ぬちまーすか雪塩、ビタミンC粉末、MCTオイル、
バター(できればグラスフェッドバター)、生クリーム(動物性)
・飲み物は、ミネラルウオーター以外に
紅茶とルイボスティー(アルコールはハイボールなど飲んでよい)
・不足しがちなビタミンやミネラルは、サプリメントで補給
金森式ダイエットを実践中の人は、
金森氏やアシスタントさんのツイッターアカウントフォローして、
知識を深めたり、疑問点を解決したり、
多くの人が他の実践者さんと交流を持ったりしています。
私がそこで見聞きした感じでは、
前項でも説明したとおり、糖質は1日10g以下が最低目標。
・・・う~ん、でもこれ改めて見るとかなり厳しい数字です。
主食の炭水化物は全く摂らないとしても、
他の肉や魚には少ないながらも糖質は含まれていますし、
調味料にだって糖質はあるので、気を抜いたら10gなんてすぐ!
それゆえ、NG食材もスーパー糖質制限より遥かに多いんですよね・・・。
脂質をとにかく食べる
金森式ダイエットでは、脂質をエネルギー源にしていくのですが、
糖質のように脂質は余剰分を蓄積しておくことはできないから、
毎日せっせと補う必要があるし、
正直、脂質は毎日めちゃくちゃ食べなきゃいけない。
私なんて、最初はこの脂質摂取で気分が悪くなったりして、
好きだったアボガドもなぜか今ではあまり食べられなくなりました。
女性は特にカロリーを気にすることもあって、
脂質を摂取することに抵抗があるし、
そもそも油ってどうやってたくさん食べるの?って感じで、
最初は想像以上の脂質摂取にげんなりするかも・・・。
このあたりは私の個人の主観もあり、
実践するかしないかは自由ですからご自身の判断に任せるとして、
次は、さらに詳しく金森式ダイエットの基本ルールを見ていきます^^
金森式ダイエットの1日1.5食のススメ
今までのダイエットの常識は、
食事は量を減らして回数を増やすほうがよいといった考え方が一般的。
金森式ダイエットは、それとは全く真逆の考えで、
最初はちょっと驚く人が多いと思います。
1日1.5食をすすめる理由
まず、1日1.5食を推奨するのは、たとえ糖質を摂らなくなっても、
タンパク質を摂取すれば、糖質ほどではないですが、
インスリンは出てしまうので、インスリンの分泌量を最小限で抑えるため。
糖質を控えるダイエット方法では、インスリンの分泌がカギを握っていて、
金森式ダイエットは、かなりインスリンに対して神経質なので、
インスリン分泌をなるべく避けるためにも、
食事はまとめて食べたほうがいいと言うわけなんです。
食事例:私の場合
私が実践していた1.5食の食事例です。
もしくは、MCTオイルや生クリーム入り紅茶(推奨されてないがコーヒーでも可)、
ナッツ少量かナチュラルチーズ
(固形物はなるべく食べずに水分と油分を補給するイメージ、しめじは具材として可)
無糖紅茶ゼリー生クリームがけ、たまごプリン(甘くない)、するめ、
アーモンド、クリームチーズのくるみあえ、のりバター!
こんな、食生活を私はただひたすら繰り返していました(・。・;
周りに理解されにくい
こうなってくると、もう私にとって食事は単にエネルギー源で、
以前のように美味しいものを食べたいという欲求すら曖昧に。
多分、原始人もこんな感覚だったんじゃないかと思い、
あんなに料理好きだったのにも関わらず、
食事にほぼ頓着しなくなっていきました。
食事メニューは調理法ではなく、栄養素と割り切って考えていたんですが、
それでも私は現代人なわけで、家族や周りの人から見たらもうそりゃ変人扱い。
(それは現在も続いていますが。)
金森式ダイエットや糖質制限などの一般的でない食事法は、
周りに理解を求めると少々精神的にキツいかもしれません。
理解されなくてもやりきるぞ!というある程度の精神力は必要でしょう。
金森式ダイエットの主食は牛脂?食材も厳選
金森式ダイエットでは、とにかく脂質をたくさん摂取するのがポイントで、
中でも牛脂が一番オススメのようです。
美味しい牛脂はどこで買うの?
でも、スーパーでよく見かけるステーキに肉の横にあるような
四角形の牛脂は美味しくないので、これをたくさん食べるのはなかなか至難の業。
そこで、美味しい牛脂を購入する必要が出てくるわけで、
私は近所の有名なお肉屋さんに、牛脂が買いたいとお願いに行ったんですよ。
ところが「なんだこいつ?」と言わんばかりに怪訝な顔をされたので、
私は、通信販売で牛脂を購入するのをおすすめしています^^
とくにおすすめのオンラインショップは、
グラスフェッドビーフが安価で購入できるミートガイ
【ミートガイ】のショップでは、
グラスフェッドビーフの牛脂をかなりお安く購入できるのが魅力。
以前、私は1kg単位で購入していましたが、
最近では販売されるとすぐ売り切れてしまうこともしばしば・・・。
それでも、どうしてもミートガイの牛脂が食べたいって思えるくらい、
シンプルに焼いて塩を振るだけで、甘くて美味しいので不思議。
焼肉でいうなら、脂たっぷりのホルモンや丸腸のような感覚ですね。
金森式ダイエットがちょっとブームになったせいか、
なかなか手に入りづらくなったのが残念ですが、本当に美味しい牛脂。
ちなみに、金森式だとお肉ならグラスフェッドビーフが推奨されているんですが、
味付けにはもちろんステーキソースなんて使えません(^_^;)
なので、必然的に味付けは雪塩で、慣れるまでは正直物足りない人も。
そんな人には、お肉のかたまりにまぶして焼くだけの
【ミートガイ】のステーキスパイスがおすすめ(*^^*)
私はこのステーキスパイスを牛肉だけでなく、
ラム肉に揉み込んで焼くのが今でもお気に入りです。
食材は超限定
また、食材についてもかなり限定されていて、
肉類なら、羊肉、牛肉、豚肉、馬肉、鹿肉、ホルモン類中心で、
鶏肉はあまり食べませんね。
鶏肉は糖質ゼロなので糖質制限的にはOK食材ですが、
金森式ダイエットではNGなんです。
理由は、鶏の脂にオメガ6が多く含まれているからで、
オメガ6は、摂りすぎると炎症のもとになるといわれているから。
魚類であれば、鮭、サバ、イワシなどオメガ3が豊富な青魚中心で、
大型の魚は糖質制限同様、水銀汚染を気にしているので積極的には食べません。
ちなみに、ツナ缶はオメガ6が多く含まれている
サラダ油などにに漬けこまれているためNGです。←ほんとに厳しいです
乳製品は、グラスフェッドバターや生クリーム、
ナチュラルチーズはよいとされていますが、
ナチュラルチーズは乳化剤の入ってないものを選ぶように注意が必要。
野菜類ときのこ類は、糖質の少ないもののみ食べて良いとされているので、
基本的には葉野菜の小松菜や大葉、しいたけ、なめこ、マッシュルーム、しめじ、舞茸。
意外ですが、エリンギとえのきは糖質が多いとのことでNGでした。
金森式ダイエットの調味料や飲み物は?
最初にお伝えしておくと、金森式ダイエットはとにかく制限が多いし、
最初はツラいと感じる人も多いかもしれません。
ちなみに、金森氏はストイックに実践することで、
現在はダイエットというより長寿を検証しているそうです。
調味料
金森式ダイエットの調味料については、
残念ながら糖質やグルテンを排除しているのでほとんど使えません・・・。
使えるものといえば、ナンプラーなどの魚醤、
ぬちまーすか雪塩などのミネラル塩、
MCTオイル(私は仙台勝山館MCTオイルを愛用中です)、
くらいのもので、冷蔵庫はかなりスッキリ、
しいて言うなら、そこはメリットかも(*_*)
あまり、味付けにバリエーションが出せないので、
最初は味が単調に感じるかも知れませんが、
そのうち素材の味がよくわかってくるというか、
まあ慣れるか飽きるかのどちらか。
私の場合ですが、少ない調味料でも素材の味が楽しめるようになり、
塩だけでたいていの食材は美味しく食べられるくらいには慣れましたね。
ちなみに、日本人に一番馴染み深い醤油も、グルテンを含むので使えません。
飲み物
飲み物はミネラルウオーター以外に、紅茶とルイボスティーを推奨。
コーヒーはブラックでも糖質が多いとして、
最近は飲まない人が増えた印象があります。
アルコールについては、飲まないほうがよいが蒸留酒なら飲んでOK、
醸造酒や甘いシロップ入りのアルコールはNGとのこと。
私は、お酒が飲めないので、あまりアドバイスできることがないのですが、
お酒を飲むと満腹中枢が鈍くなるので、つまみを食べすぎないように!
飲みたい時は、おつまみに注意してくださいね。
金森式ダイエットのサプリメント補給
サプリメントを摂る理由
金森式ダイエットでは、
私のようにどうしてもうまく痩せていかないという人も中にはいるのですが、
それは体が質的栄養失調に陥っていて、
からだの代謝のメカニズムをうまく使えてないことが原因。
そのために、からだの代謝を助けるミネラルやビタミンをサプリメントで補給するんですね。
サプリメント選びの注意点
通常の食生活をしていても、ビタミンやミネラルは常に不足しがちなもの。
とくに、ビタミンCは体内で作り出せないので、サプリメントでの補給は基本中の基本。
また、チーズなど乳製品が好きで多く食べる人は、
体内のカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れていますから、
マグネシウムの補給は必須になります。
とくに、マグネシウムはサプリだけでなく、
入浴剤としてお風呂に入れるのもおすすめ。
関節痛や血行促進などにもよく、体がぽかぽか温まるので真冬にもってこいで、
私と同様に、関節に不安のある母にもプレゼントして好評でした^^
金森氏はこれらの不足分を、サプリメントで補うように提案しておられますが、
サプリメントもコンビニなどで手軽に購入できるものは注意が必要とのこと。
というのは、サプリメントの基準は日本は海外より厳しくないので、
そもそもの含有量が少なかったりするのです。
サプリメントは、アメリカなどではかなり一般的に普及していて、
規格も基準も厳しいですが、価格は安価なものが多いので、
海外製のもの(特にナウフーズ社がおすすめの様子)を飲むように推奨されています。
私は、ナウフーズ社のサプリメント以外に
ソラレー社のサプリメントなども飲んでいますが、
ナウフーズ社の製品は価格が良心的なので、続けやすいんですよね。
金森式ダイエットでは、最速で痩せるために本人の努力のほか、
こういったサプリメントの力も借りながら、より健康的で効率のよい減量方法を
実践者自身が日々検証しているのです。
参考文献:ガチ速脂ダイエット 金森重樹著 ㈱扶桑社